S-02 PHALANX 開発秘話
紹介文を最後まで読んでいただきありがとうございます。
ファランクスの設計協力をさせていただきました
「ヨーヨー力学」の薄野(すすきの)と申します。

さてこのファランクスですが、英語で「指骨」と言う意味があります。
そして検索すると「重装歩兵」「密集方陣」と言った意味もあり、ちょっとカッコいいかな
なんて言うのもあります。
そして、「指骨」かと言えば私、薄野の職業から
さらに、「密集方陣」はその重量バランスからきております。
さて、このファランクスの開発経緯ですが
ひょんなことからヨーヨーラボラトリのオーナー様より
「ブログを見せていただいて、色々意見交換したいから、お話しませんか?」
と声をかけていただいたのが始まりでした。
たまたま、学生時代、ガチガチの理系で
その時の知識をちょっとでも思いだす、忘れないためにも
趣味で復習できたらなと書いていたブログでしたが
技術的な考察、交流をしているうちに
「これって本当にあってるのか確認してみたい」
と言う気持ちにかられていました。

その頃から、インフルエント系やホップ系のトリックが好きで練習していましたが
少しづつムリな方向にヨーヨーを飛ばす、動かす動きが増えてくると
「出来る出来ないは別にして、身体の動きに無理がかかりすぎてこないか?」
とすっかり職業病な事を考えていました。

ちょっと無理をすれば可能だけど身体に負担はかけたくはなく
「なら幅を広げよう、でも普通のヨーヨーを同じ、それ以上でないと。
そして負担のかからない事」と条件を課し、オーナーに打診した所
製作を快く引き受けてくださいました。

そしてもう一つですが、この頃、ずっとブレが発生しやすい条件を考えており
「試作一発目で読みが外れてブレが出たらもう作らない」
と厳しい条件を自分に課しました。

そして考えた図面をオーナーに送り、重量等の微調整を行い
試作が完成しました。
これで条件がクリアできないのなら、自分の推測はどこか間違っていると思い
ドキドキしながら使ってみると
自分が想像した以上の物が出来ていました。

実は、まだブログには書いていない考察も盛り込んで図面は作成していまして
それが見事に功をそうし、非常に軽快かつ滑らかな動き、そして柔らかくもしっかりした動きの感覚を指先に
感じ取れるこの感触が出来上がりました。
そして、トップオンが容易な形状も盛り込むこともでき、現在のヨーヨーを楽しむ上で
必要な要素は完全に満たしています。
そして、1st プロトのみの量産決定。計算でもヨーヨーは作れると感動しました。

こんな経緯で生まれた幅広ヨーヨー、ファランクス。
幅広だから嫌だと言わず、手に取っていただけましたら幸いです。

今回のヨーヨー製作に関して、オーナー様及びヨーヨーラボラトリ研究員の皆様
真にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。